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今年もお盆の週末からトンガでのホエールスイムツアーがスタートしました。
この記事を書いている現在はWeek2のツアーが終わり
トンガから帰国中の機内のなかです。
実際にはあと約4週間のツアーが残っていますが
私は私用により早めの帰国となりましたので
このタイミングで一旦
今年のトンガツアーのレポートと個人的な思いを残しておきたいと思います。
このブログを見にきてくれている皆さんはご存知の方も多いと思うのですが
今年はツアーが始まる前にトンガのガイドライセンスを取得してきました。
トンガは大事な観光産業として、スイムルールや事業者の管理を政府が行っております。
国から発行されるガイドライセンスを取得することによって
私が沖縄で行っているようなガイドの実務がトンガでも可能となる事により
自分のガイドスタイルや判断でツアーを進める事が可能となりました。
6月に約10日間の授業を現地で受講してテストにも合格。
その後もワークパーミットなどの事務手続きも無事にクリアする事ができ
正式に現地ガイドとして活動できるようになりました。
昨年のトンガツアーの前から実はこのガイドライセンスを取得するつもりでいました。
そしてこの先、数年あとの事まで、ある程度の目標をたてていますので
まずはそのスタートラインに立つことができ
個人的にはいよいよだな、そんな心境で今年のツアーを迎えたのです。
今後の動きにも是非、ご期待ください。
昨年はアルビノの仔クジラとスイムすることができました。
トンガでのアルビノは過去になく、初のアルビノというとても貴重な1日になりました。
今年はその仔クジラが大きくなってまたヴァヴァウの海域に戻ってきて
再会ができるのかと
期待に胸ねが膨らむ思いで
ツアーの日が近づくごとにワクワクが止まらなく
もう、夜しか眠れませんでした。
(ここ、クスッと笑うところですよ)
結果としてはこの2週間の滞在までに他の船からも目撃情報はないです。
この後に誰かが見つけるのかもしれないので
引き続き現地から情報に期待したいと思います。
WEEK1から毎日良いクジラに出会うことができました。
朝6時ごろに出港をして、日が少し昇り
あたりが明るくなった直後から海域にはたくさんのブローを見つける事ができます。
あっちにもブロー
こっちにもブロー
本当にここはクジラの楽園。
正直、クジラが多すぎてどのクジラを追っていたのかが分からなくなることもしばしば
それも困ったものです。
外洋に出られた日は透明度も最高で
本当にスコーンと抜けていて気持ち良いです。
気温も晴れていれば日焼けするくらい日差しが強く、水温も25℃ほどあり
WEEK1〜2はほぼ毎日天気が良くて最高のスイム日和でした。
多くのクジラと出会いましたが、何枚かの写真をピックアップしてご紹介したいと思います。
この写真の解説です。
昨年のツアー参加時にカメラマン越智さんから
「カメラはズームができるレンズが良いよ。」と教えてもらいました。
フィッシュアイやワイドレンズだとどうしてもクジラに寄って撮影したくなるのですが
ズームレンズを使うことによって、クジラに不必要に寄ることがいらなくなるので
結果として良いシーンに出会えたり
良い瞬間をゆっくりと切りとる事ができるんだとか。
越智さんといろいろな話をして
気がついたら昨年のツアーから帰国し
そのまま越智さんと全く同じカメラとレンズとハウジングを注文していました。
この1年間は海でこのカメラを使い込んでから今年の撮影に挑みました。
まあ私はカメラマンでもないし
そんなに凝った撮影や編集もできないので
あまりカメラの話はできませんが
ひとつ言えるのは、確かにズームができるレンズに変えて良かったな、と思います。
水面で止まっているクジラにゆっくりとアプローチをして斜め前くらいから撮影している時に思いましたね。
これ以上近寄ったら絶対に潜ってしまうな
という絶妙な距離感でも焦らずにズームをして落ち着いて撮影ができました。
透明度の良い外洋でのヒートランは迫力が抜群です。
視界のなかに続々とやってくるクジラたち。
特にヒートランでは泡を吐く姿をよく目にすることが多いのですが
その光景は本当に美しい。
沖縄でもトンガでもやっぱりレスティング中の親子クジラは最高ですね。
特にトンガのクジラは止まりやすいし、止まる水深が浅い。
南半球のクジラはお腹が白い個体が多いのが特徴的。
日本のザトウと比べるとフジツボも少ないので、身体に傷が少なく肌ツヤが綺麗だ。
身体のサイズ感も明らかに大きくて太い。
昨年のツアー、今年のガイドライセンス、そして今回で3回目のヴァヴァウ滞在となったのですが
多くの現地人が私の事を覚えていてくれて、帰ってきたなと感じさせてくれます。
道を歩いていたら、通りすぎる車から「HEY YUTO!」と声をかけてくれたり。
いつも行くカフェの店員さんやお気に入りのレストランの店員さんも
「ようやく帰ってきたな」とハグをしてくれます。
日本のお土産をみんなに配ったら喜んでくれたのも良い思い出です。
海へ出れば、ガイドライセンスの時のクラスメイトたちが頑張っている姿を何度か見かけました。
船が近くにいれば、友達も私に気付き手を振ってくれます。
帰国する時も
空港の職員は前日に一緒にカヴァを飲んで友達になった人だし
他の空港職員のおっちゃんも私を覚えててくれて
「お前はもう帰るのか」
「もう帰るけど、また来年くるで」
「来年戻ってくるんだな、絶対に戻ってこいよ」
なんて会話をしてヴァヴァウ発の飛行機へ搭乗しました。
日本では友達が少ない私はもうすでにトンガの方が友達が多いような気がします。
そんな事を振り返りながら今、ちょっとじーんときています。
本当にトンガの人は人懐っこいというか、フレンドリーというか、陽気で大好きです。
時おり、日本人からしたらありえないくらいちゃんと仕事をしないので
そのせいでツアー的にはかなり困る事が多いのですが。。。
素晴らしいクジラと温かい人たちに魅了されてヴァヴァウを離れる日はとても寂しいです。
また来年も戻ってこれるのを楽しみにしながら、日本でのツアー、その他の海外ツアーも
皆さんへ安全で楽しいツアーとなるように一生懸命に取り組んで
また素晴らしいこのトンガツアーをひとりでも多くの人に体験して頂いて
楽しみを一緒に共有できるように頑張ります。
来年の開催日程も確定しております。
正式な募集は今年のツアー全行程が終わる9月下旬からとなりますが
お問い合わせはいつでもご連絡お待ちしております。
【2026年トンガツアー開催日程】
それでは、今日はこのへんで。
MALO!
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